まず展開図内の記号の見方を覚えてください。
記号は展開図に折り線の指定や、切り抜き箇所の指定、前方、上方などを示したものです。
■折り線の指定は点線が「山折り」、点鎖線が「谷折り」の指定です。「山折り」とは、印刷面側が山状になる折り方で、折り線が山の頂上になるような形です。逆に「谷折り」とは、折り線が谷の底になるような形になります。
■切り抜きを行う箇所はハサミマークで示しています。
■前方向や上方向は矢印マークで示しています。
■パーツの接着を行う箇所を網点で示しています。※全ての接着箇所にあるわけではありません。
このペーパークラフトの組み立てにおすすめの用紙についてです。
用紙はペーパークラフト専用紙を推奨いたします。光沢紙とマット紙(非光沢紙)がございますが、このペーパークラフトにはマット紙を推奨します。
紙の厚さについてですが、私の所感にはなりますが下記を参考にお選びください。
■0.15~0.2mm:強度は低いが作りやすい。面積の広いパーツの製作が苦手。比較的コストが安い。
■0.21~0.24mm:バランスが良いので中級者向け。
■0.25mm~:組み立てに技量が必要だが、完成後の強度が高い。厚みがあるので小さなパーツの組み立てが苦手。
織田信長・鉄甲船「阿武丸」ペーパークラフトの組み立て説明用にはこちらのペーパークラフト専用紙を使用しています。
リンク
★重要!
展開図の印刷をする前に「組み立てのテクニック」を必ず御覧ください。
指示する設定を行わないと、ページ毎にパーツの縮尺が一致しなくなる場合がございます。
おすすめの道具については、こちらをご参照ください。
「道具を揃えよう」
1. 展開図の「A-1」~「A-7」を切り取って折り線指示に従って折り、下図の様に接着します。
2. 展開図の「A-8」を切り取って折り線指示に従って折り、1でつくったパーツと下図のように接着します。
赤い枠線で示した部分に、下図の様に接着します。
3. 展開図の「A-9」を切り取って折り線指示に従って折り、2でつくったパーツと下図のように接着します。
4. 展開図の「A-10」と「A-11」を切り取って折り線指示に従って折り、裏面同士を接着します。
5. 展開図の「A-12」を切り取って折り線指示に従って折ります。※接着はしなくてもよいです。
4でつくったパーツの、●印の色が同じ場所に差し込みます。※接着はしなくてもよいです。
「A-13」~「A-16」も同様につくり、同じように差し込みます。
3でつくったパーツの内部に、「まえ」の方向を合わせてはめ込みます。※接着はしなくてもよいです。
展開図の「A-17」を取って折り線指示に従って折り、「まえ」の方向を合わせて接着します。
6. 展開図の「A-18」を取って折り線指示に従って折り、裏面同士を接着します。
船体の先頭部分に、下図の様に接着します。
7. 展開図の「A-19」~「A-23」を切り取って折り線指示に従って折り、下図の様に接着します。
「まえ」の方向を合わせて、船体に接着します。
8. 展開図の「A-24」と「A-25」を切り取って折り線指示に従って折り、裏面同士を接着します。
「A-26」と「A-27」も同様に接着します。
9. 展開図の「A-28」を切り取って折り線指示に従って折ります。※接着はしなくてもよいです。
8でつくったパーツの、●印の色が同じ場所に差し込みます。※接着はしなくてもよいです。
「A-29」~「A-33」も同様につくり、同じように差し込みます。
7でつくったパーツの内部に、「まえ」の方向を合わせてはめ込みます。※接着はしなくてもよいです。