原子力空母「USSジェラルド・R・フォード」船体をつくる-1

はじめに:記号と用紙について
まず展開図内の記号の見方を覚えてください。記号は展開図に折り線の指定や、切り抜き箇所の指定、艦首の方向などを示したものです。
- 折り線の指定は点線が「山折り」、点鎖線が「谷折り」の指定です。「山折り」とは、印刷面側が山状になる折り方で、折り線が山の頂上になるような形です。逆に「谷折り」とは、折り線が谷の底になるような形になります。
- 切り抜きを行う箇所はハサミマーク
、または水色
で示しています。
- 艦首の方向は矢印マーク
で示しています。
- パーツの接着を行う箇所を網点
で示しています。(※全ての接着箇所にあるわけではありません。)
※網点内や接着指定場所に記載されたパーツ番号と、実際の展開図のパーツ番号が異なる場合がございますが、展開図の方が正しいです。
推奨用紙について
このペーパークラフトの組み立てにおすすめの用紙についてです。用紙はペーパークラフト専用紙を推奨いたします。光沢紙とマット紙(非光沢紙)がございますが、このペーパークラフトにはマット紙を推奨します。紙の厚さについてですが、私の所感にはなりますが下記を参考にお選びください。
- 0.15~0.2mm:強度は低いが作りやすい。面積の広いパーツの製作が苦手。比較的コストが安い。
- 0.21~0.24mm:バランスが良いので中級者向け。
- 0.25mm~:組み立てに技量が必要だが、完成後の強度が高い。厚みがあるので小さなパーツの組み立てが苦手。
解説用のペーパークラフトには、こちらのペーパークラフト専用紙を使用しています。
★重要!
具体的な印刷方法や推奨される道具については、以下のページもご参照ください。
( ※印刷したパーツのサイズが合わない等の現象のある方は、まずこちらを確認してください)
組み立て手順
1. パーツA-1の準備
展開図の「A-1」を切り取って折り線指示に従って折り、全体に丸みをつけておきます。これ以降の船体パーツには全て同様に丸みをつけます。切り抜き部分は丸みをつけた後に切り抜くとやりやすいです。

2. パーツA-2の接着
展開図の「A-2」を切り取って折り線指示に従って折り、下図のように接着します。赤丸で示した部分はしっかり折らずに丸みをつけます。

3. パーツA-1への取り付け
上でつくったパーツを、1でつくったパーツの赤丸で示した場所(右舷側)に差し込み、接着します。

このようになります。

展開図の「A-3」も上と同様に組み立てて、反対側に接着します。
4. パーツA-4の接着
展開図の「A-4」を切り取って折り線指示に従って折って丸みをつけ、上でつくったパーツに接着します。中央の折り線の箇所と、絵柄をしっかり合わせて接着してください。艦首部分を下図のように接着します。

5. パーツA-5, A-6の組み立て
展開図の「A-5」と「A-6」を切り取って折り線指示に従って折り、下図のように接着します。

6. パーツA-7の接着
展開図の「A-7」を切り取って折り線指示に従って折り、下図のように接着します。

7. パーツA-8, A-9の組み立て
展開図の「A-8」と「A-9」を切り取って折り線指示に従って折り、下図のように接着します。

8. パーツA-10の接着
展開図の「A-10」を切り取って折り線指示に従って折り、下図のように接着します。

9. 結合
上でつくったパーツを、7でつくったパーツに接着します。

10. 結合
上でつくったパーツを、6でつくったパーツに接着します。

11. パーツA-11の接着
展開図の「A-11」を切り取って折り線指示に従って折り、下図のように接着します。

12. 結合
上でつくったパーツを、10でつくったパーツに接着します。奥までしっかり接着してください。

このようになります。

13. 結合
上でつくったパーツを、5でつくったパーツに接着します。まず赤丸で示したノリシロに接着します。

上のノリシロがしっかり接着されてから、残りのノリシロを接着します。

このようになります。

14. パーツA-12の接着
展開図の「A-12」を切り取って折り線指示に従って折り、上でつくったパーツに接着します。

15. 船体への取り付け
上でつくったパーツを、4でつくったパーツに接着します。まず赤丸で示したノリシロに接着します。

上のノリシロがしっかり接着されてから、残りのノリシロを接着します。

16. パーツA-13の接着
展開図の「A-13」を切り取って折り線指示に従って折り、上でつくったパーツの内側に接着します。まず赤丸で示したノリシロに、しっかりと形を合わせて接着します。

上のノリシロがしっかり接着されてから、残りのノリシロを接着します。

このようになります。
