伊400(いよんまるまる)は、大日本帝国海軍(日本海軍)の潜水艦です。
潜水空母と俗称される本艦は、独創的な構造で3機の特殊攻撃機『晴嵐』を搭載し、かつ、地球一周半分の長大な航続距離を持っており、日本海軍最高の秘密兵器と言われていました。潜水艦に3機もの航空機を搭載できる能力は、当時としては画期的なものでした。これはアメリカ西海岸のアメリカ艦隊への攻撃や、パナマ運河への攻撃を企図して持たせられたものでしたが、完成した頃には本土周辺の制海権・制空権すら完全に失われており、本艦が活躍する余地は残されていませんでした。
同型艦として「伊401」「伊402」があります。全艦終戦により米軍に拿捕され、徹底的に分析調査された後、機密保持のために標的艦として撃沈処分されています。
しかし、各艦の搭乗員が無事に生還できた事を考えると、当時の潜水艦としては幸運艦とも言えるのではないでしょうか。
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全体像
司令筒・格納筒
艦尾・操舵部